ECサイト制作のプロが解説!EC-CUBE(イーシーキューブ)を活用したWebデザインのコツ
GUIDE
ホームページ制作徹底ガイド
2025.10.01
デザイン
ホームページ設計
売れるECサイトの秘密は、デザインにあった
EC-CUBEで差がつく、プロのWebデザイン術を直伝!

目次
- EC-CUBE(イーシーキューブ)とは
- 日本生まれの、EC構築プラットフォーム
- 他のサービスとの違いって?
- EC-CUBE(イーシーキューブ)を導入するメリットとデメリット
- 嬉しいメリット
- ①高いカスタマイズ性で自由なデザイン・機能追加が可能
- ②日本の商習慣に強く、決済・物流の対応が豊富
- ③多彩なプラグインで、あとからの機能拡張が簡単
- 気をつけたいデメリット
- ①導入・開発コストが比較的高い
- ②セキュリティ管理に専門知識が必要
- ③運用・保守に時間と手間がかかる
- EC-CUBE(イーシーキューブ)開発で押さえたい!当社が実践する、Webデザインのコツ
- ①ブランドの世界観をデザインに反映する
- ②ユーザーにとって見やすく、分かりやすい導線設計
- ③モバイルファーストのレスポンシブデザイン
- ④サイト運営のしやすさを考えたデザイン設計
- ネオインデックスが手掛けた、EC-CUBEのECサイトをご紹介!
- 事例①ハグフラワーズ様
- スマートフォンサイト設計のこだわり
- デザイン面のこだわり
- 事例②m・m collection様
- スマートフォンサイト設計のこだわり
- デザイン面のこだわり
- まとめ
商品をECサイトから購入するとき、「このサイト、なんか使いづらいな...」と感じた経験はありませんか?
実は、ECサイトで売上を伸ばすには、商品力だけでは足りません。お客様が「また利用したい」と思えるホームページ制作がとても大切なのです。
でもご安心ください!EC-CUBE(イーシーキューブ)なら、自分のお店に合わせて自由にデザインを工夫でき、操作性の高い魅力的なショップを作ることができます。そして、ちょっとしたコツを知っているかどうかで、お客様の反応は驚くほど変わります。
今回は、実際に売上アップにつながったWebデザインのポイントを、分かりやすくお伝えしていきます。一緒に、お客様から愛用されるECサイトを目指しましょう!
EC-CUBE(イーシーキューブ)とは
日本生まれの、EC構築プラットフォーム
EC-CUBE(イーシーキューブ)って聞いたことはあるけれど、実際にどんなものなのでしょうか?
EC-CUBEとは、日本で誕生したオープンソースのECサイト構築システム。プログラムのソースコードが無償で公開されているため、誰でも自由にカスタマイズして、オリジナルのECサイトを構築することができます。
豊富な機能が標準で備わっているだけでなく、デザインや機能を拡張するプラグインも数多く提供されているのが魅力。個人の小さなお店から大企業の本格的なECサイトまで、規模を問わず幅広く活用されています。
「無料で使えて、しかも思い通りにカスタマイズできる」という、まさに理想的なツールなのです。
他のサービスとの違いって?
他の代表的なECプラットフォームと比較すると、以下のような特徴があります!
|
項目 |
EC-Cube |
Shopify |
BASE |
STORES |
|
カスタマイズ性 |
★★★★★ (自由自在) |
★★★★☆ (アプリで拡張) |
★★☆☆☆ (制限多め) |
★★☆☆☆ |
|
デザイン自由度 |
高い (フルオリジナル可能) |
高い (テーマ多数) |
低い (テンプレ依存) |
中程度 |
|
向いている人 |
本格的に独自ECを作りたい企業 |
海外展開・拡張性重視 |
個人の小規模ショップ |
個人・スモールビジネス |
このようにEC-Cubeは、「自社のブランドイメージをしっかり反映したオリジナルのECサイトを作りたい」「日本市場に合った機能を安心して使いたい」という方に、とてもぴったりなシステムです!
EC-CUBE(イーシーキューブ)を導入するメリットとデメリット
「EC-CUBEって本当のところどうなの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。これから導入を考える方の参考になるように、リアルな情報を分かりやすくお伝えしていきますね!
嬉しいメリット
①高いカスタマイズ性で自由なデザイン・機能追加が可能
EC-CUBE(イーシーキューブ)の大きな魅力は、なんといっても「自由度の高さ」です。
「ブランドカラーをもっと活かしたい」
「この機能があったら便利なのに」
そんな想いをそのままかたちにできるのがEC-Cubeです!
既存のテンプレートをベースにすることも、一から完全オリジナルのデザインにすることも可能。さらに、プラグインや独自開発で商品管理・顧客管理・予約機能などを追加でき、ビジネスモデルに合わせた柔軟なECサイトを構築できます。
他のサービスでは「ここまでしかできない」と制約にぶつかることもありますが、EC-Cubeならやりたいデザインや機能を諦めなくていいのです。
②日本の商習慣に強く、決済・物流の対応が豊富
日本のネットショッピングには、独特の文化があります。「代引きでお願いします」「銀行振込にしたい」「送料は別で」そんなやり取り、よくありますよね。
EC-CUBE(イーシーキューブ)は日本生まれのシステムなので、こうした日本ならではの当たり前にしっかり対応しています。消費税の計算や軽減税率にも標準対応しているため、制度変更のたびに悩まされる心配もありません。
海外製のサービスを使って「あれ、代引きが使えない」と戸惑ったことがある方なら、EC-Cubeとの違いを実感できるはずです。
③多彩なプラグインで、あとからの機能拡張が簡単
最初はシンプルなショップでも、運営していくうちに「ポイント機能をつけたい」「お客様のレビューを載せたい」といった新しいニーズが出てきますよね。
そんなときに頼れるのが、EC-CUBE(イーシーキューブ)のプラグインです。ポイント機能やレビュー機能はもちろん、SEO対策や会員制サイト化など、幅広い拡張が可能。ゼロから開発する必要がなく、比較的低コストで導入できるのも嬉しいポイントです。
お店の成長に合わせて、オンラインショップをどんどんパワーアップできるのがEC-Cubeの魅力です。
気をつけたいデメリット
①導入・開発コストが比較的高い
EC-CUBE(イーシーキューブ)は自由度が高い反面、ゼロから設計・開発をするとなるとコストがかかります。
システム自体は無料でも、理想のオンラインショップをかたちにするには、デザインや開発に一定の費用と時間が必要です。
特に「他にはないオリジナル性」を追求するほど、コストは増えていきます。小規模に始めたい場合は、まずテンプレートを活用し、徐々にカスタマイズしていくのも一つの方法です!
②セキュリティ管理に専門知識が必要
オープンソースであるEC-CUBE(イーシーキューブ)は自由度が高い一方で、脆弱性のリスクもあります。定期的なアップデートを怠ったり、不明なプラグインを導入したりすると、思わぬトラブルにつながることも。
セキュリティをきちんと守るには、サーバーやネットワークに関する知識が欠かせません。社内に詳しい方がいない場合は、信頼できるパートナー企業にサポートをお願いしておくと安心です。
③運用・保守に時間と手間がかかる
EC-CUBE(イーシーキューブ)は機能が多く柔軟に拡張できる反面、実際に運営を始めるとシステム管理やバージョン更新など、日々のメンテナンスに手間がかかります。他のサービスのように「自動更新」される仕組みは少ないため、アップデートを怠ると、システムの不具合やセキュリティ脆弱性の原因になりかねません。また、新機能を追加するたびにテストが必要になるため、専任の担当者がいないと運営負担が増えてしまいます。
だからこそ、EC-CUBE(イーシーキューブ)を導入する際には、「長期的にどのように運用・保守を行っていくか」をあらかじめ想定しておくことが重要です!
EC-CUBE(イーシーキューブ)開発で押さえたい!当社が実践する、Webデザインのコツ
ECサイトにおいて「デザイン」と聞くと、つい見た目の美しさを思い浮かべがちですが、実はそれだけではありません。
お客様が迷わずスムーズに買い物できるか、あなたのブランドらしさがしっかり伝わるか—そうした「体験の質」も、デザインが担う大切な役割なのです。
ここでは、ネオインデックスが長年の経験から培ってきた、売上につながるWebデザインのポイントをご紹介します。
①ブランドの世界観をデザインに反映する
「このサイト、なんとなく好きかも」
そんな第一印象を決めるのが「デザイン」です。EC-CUBE(イーシーキューブ)は自由度が高いからこそ、あなたのお店らしさをデザインで表現することが大切になります。
たとえば、ナチュラル系の商品を扱うお店なら、優しい色合いと余白を活かしたシンプルなレイアウトで安らぎを演出。一方、ラグジュアリー商品なら、深みのある色使いと上品なフォントで特別感を表現するといった具合です。
EC-CUBE(イーシーキューブ)なら既存のテンプレートに頼らず、自社の商品やサービスが持つ"個性"をデザインに込めることができます。ホームページを訪れたお客様が「このお店の雰囲気いいな」と感じてもらえれば、自然と購入への気持ちも高まりますよ。
②ユーザーにとって見やすく、分かりやすい導線設計
どんなに素敵なデザインでも、お客様が「欲しい商品がどこにあるの?」「どうやって買えばいいの?」と迷ってしまっては本末転倒ですよね。EC-CUBE(イーシーキューブ)開発では、お客様の立場に立った導線設計が何より大切です。
分かりやすい導線設計の具体例
①トップページから商品ページまでの流れがスムーズ
例)トップページに「新商品」「人気商品」「セール商品」などのカテゴリを分かりやすく配置ワンクリックで目的の商品一覧へ。
②カートボタンの位置が分かりやすい
例)商品ページの「カートに入れる」ボタンを大きく、目立つ色で配置し、スムーズに購入操作ができる。
③検索・絞り込み機能の使いやすさ
例)価格帯・サイズ・カラーなどで簡単に絞り込みできるようにして、ユーザーが欲しい商品にすぐ辿り着ける。
④購入フローを最小限に
例)カートに入れてから「ログイン配送先入力支払い方法確認」のようにステップを短くまとめ、ストレスなく購入できる。
こうしたちょっとした配慮の積み重ねが、お客様のストレスを減らし、気持ちよくお買い物していただける環境を作り出します。
③モバイルファーストのレスポンシブデザイン
「スマホで見たら文字が小さくて読めない...」「ボタンが押しにくい...」そんな経験、ありませんか?
今やECサイトのお客様の大半は、スマートフォンからアクセスしています。つまり、スマホで快適に使えないサイトは、それだけで大きな機会損失につながってしまうということです。
EC-CUBE(イーシーキューブ)でサイトを作るときは、必ずレスポンシブデザインに対応させましょう!文字サイズやボタンの大きさ、画像の配置など、スマホ操作に合わせて調整することが大切です。
例えば、スマホは縦スクロールが基本なので、情報を詰め込みすぎず余白をうまく活用すると読みやすくなります。また、「購入する」ボタンを画面下部に固定して、親指で簡単に操作できるようにするのもおすすめです。
こうしたちょっとした工夫で、通勤中やちょっとした空き時間でも、お客様にストレスなくお買い物を楽しんでもらえるサイトになります。
④サイト運営のしやすさを考えたデザイン設計
ECサイトは「作って完成」ではありません。新商品を追加したり、季節に合わせてバナーを変更したり、日々の運営作業が待っています。
だからこそ、EC-CUBE(イーシーキューブ)では「運営しやすいデザイン」を最初から考えておくことが重要です。
例えば、季節のキャンペーンバナーを管理画面からワンクリックで差し替えられるような仕組みを、デザイン段階で組み込んでおけば、タイムリーな情報発信がぐんと楽になります。
また、商品写真のサイズや表示形式を統一しておくのもおすすめです。新商品を追加するたびに「画像サイズを調整して...レイアウトを確認して...」という手間がなくなり、サイト全体の統一感も保たれます。
運営担当者が「更新しやすい!」と感じるデザインは、結果的にお客様にとって「いつ見ても新鮮で整ったサイト」になります。長く愛されるECサイトを目指すなら、ぜひ意識しておきたいポイントですね。
ネオインデックスが手掛けた、EC-CUBEのECサイトをご紹介!
上記のWebデザインのコツを取り入れて、ネオインデックスで制作したEC-CUBE(イーシーキューブ)のECサイトをご紹介します。
事例①ハグフラワーズ様

北海道札幌市でギフト用・オフィス用の生花を販売されているHUG FLOWERS様のECサイトを、リニューアルさせていただきました。
「せっかく友人にお花を贈ったのに、どんな仕上がりになったか分からない...」というお客様の声にお応えして、マイページから実際のお写真をご確認いただける機能を開発。また、繁忙期の大量配送伝票作成も、EC-CUBE(イーシーキューブ)のプラグインで自動化し、これまでの手作業を大幅に効率化いたしました。
スマートフォンサイト設計のこだわり
こちらのホームページは、ギフト利用の個人ユーザーをメインターゲットに設定しているため、PCとスマートフォンの使用比率を1:9と想定し、モバイルファーストとして設計しております。
「イベント別」「スタイル」「カラー別」「ご予算」などの目的に合わせて、スムーズにお気に入りのお花を見つけていただけるよう、検索機能を充実させました。メインビジュアルには季節感あふれる特集を大きく配置し、その直下に検索機能を設けることで、お客様が「今欲しい」と思うお花にすぐにたどり着けるような導線を実現しています。
デザイン面のこだわり
シンプルなホワイト・グレーをベースに、ロゴカラーのターコイズブルーをアクセントとして採用。余計な装飾は控えめにすることで、色とりどりの美しいお花たちの写真を際立たせ、お客様ならではのオリジナリティあふれるデザインに仕上げました。
詳しくは、こちらをご確認ください。
事例②m・m collection様

カシミア100%のストールを中心に、オリジナルデザインのストールやスカーフ、マフラーを販売されているm・m collection様のECサイトを新規に制作いたしました。
スマートフォンサイト設計のこだわり
「自分に似合うストールを見つけたい」「大切な方への贈り物を探している」そんな30〜40代女性をメインターゲットに、スマートフォンとPCの利用比率を9:1と想定してモバイルファーストで設計いたしました。
限られたスマホの画面でも、快適に目的の商品にたどり着けるよう、「商品をさがす」コンテンツをハンバーガーメニューにコンパクトにまとめ、検索機能はヘッダーに固定表示しています。さらに、メインビジュアル直下には、最も訴求したいコンテンツである「新着商品」を優先的に配置することで、大切な情報がユーザーに届く導線設計に仕上げました。また、「お気に入り登録」や「LINE送信」機能で気になった商品を気軽に保存・共有できるほか、ポイント制度でリピート購入も促進する仕組みを整えています。
デザイン面のこだわり
美しいストールが主役として輝けるよう、全体をシンプルにまとめながらも、背景のアルファベット透かし文字やタイル式の切り抜き加工など、さりげないトレンド感をプラス。完成後には「プロにお任せして本当に良かった」と喜びのお声をいただいています。
詳しくは、こちらをご確認ください。
その他の制作実績は、下記からご覧いただけます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
EC-CUBE(イーシーキューブ)を使ったECサイト作りは、確かに他のサービスと比べて手間もコストもかかります。しかしその分、ユーザーにとって使いやすく、そして「自分たちらしいオンラインショップ」をかたちにできるという魅力は、何物にも代えがたいものがありますよね。
もしEC-CUBE(イーシーキューブ)導入を検討されているなら、まずは「何を実現したいのか」「どんなお客様に喜んでもらいたいのか」を丁寧に整理してください。ご予算を踏まえ、完成イメージを明確にして計画を立てれば、きっと素敵なECサイトが作れるはずです。
ネオインデックスでは、お客様のオリジナリティを活かした、誰もが操作しやすいECサイトを丁寧に制作いたします。さらに、完成後の運営やセキュリティ管理、更新対応までトータルでサポートいたしますので、安心してお任せいただけます。
今回の記事が、ECサイトをご検討されている方にとって、少しでもお役に立てましたら幸いです。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!
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